当院のリハビリテーション
当院のリハビリテーション科では理学療法士及び作業療法士を中心としたリハビリを行っています!
リハビリは個別リハビリと集団リハビリの2種類があり、それぞれ役割や目的が異なっています。

365日リハビリテーション(2021年6月開始)
集団リハビリテーショ
個別リハビリテーション
病棟専従リハビリスタッフ

365日リハビリテーションnlink1

2021年6月より当院リハビリテーション科の目標として掲げている
「入院している全ての患者様にリハビリを提供すること」を実現するべく、
個別・集団それぞれのリハビリにおいて365日リハビリテーションを開始いたしました。
より一層リハビリ出来る環境を充実させていきます!!


集団リハビリnlink2

集団リハビリは主に規則正しい生活リズムでの生活を目標に1日2時間、15人程度の患者様に集まっていただき実施しています。 活動内容は主に体操、レクリエーション、頭の体操、回想法、手作業、整容(身なりを整える)などです。精神科作業療法士、音楽療法士、作業療法助手が協力して企画・実施しています。

・楽しみの提供を通して生活に張り合いをもってもらう
・他者と活動を共にすることで安心感を得る、自己や他者を認める
・集中したり体を動かすことで適度な疲労感を与え、夜間の睡眠を促す
・昔懐かしい音楽や話題に触れ、記憶を呼び戻すことで不安を軽減する

など、集団リハビリには様々な効果があります。また、作業療法士は病棟担当制であるため、患者様の認知機能や症状のほか、これまでの生活歴や趣味などを把握して、その方に適したプログラムの提供や関わりが可能です。



個別リハビリnlink3

*個別リハビリテーションは国の規定により入院日から1年間 週3回までの介入となっています。

認知症は記憶などが低下しやすいイメージですが、身体機能も徐々に低下をしていきます。
早期より身体機能低下予防や精神的にフォローを行うことが必要とされています。
個別リハビリは入院後1年間の患者様を対象としてリハビリを行っており、現在リハビリ対象患者様への個別リハビリテーション介入率は98%以上と高い水準を保っています。
認知症を呈している患者さんの中には転倒し骨折される方や、肺炎を呈しベッド上で過ごされている方もいらっしゃいますが、個人個人の身体・精神状態に合わせ患者様一人一人にあったプログラムを提供しています。
国の規定により週3回までの介入となっていますが、個別リハビリを担当する職員は毎日出勤しているため身体機能の変化の相談や評価など病棟と協力しすぐに対応できる体制を整えています。



病棟専従リハビリスタッフnlink4

各病棟に1名、作業療法士である専従リハビリスタッフが配置されています。
集団リハビリの実施のほか、カンファレンスに参加してご家族に患者様の現在の状況をお伝えしたり、他職種と治療方針や方向性について話し合ったりしています。
また、手すりやセンサーの設置などで転倒転落による外傷予防をしたり、お身体にあった車椅子や、歩行状態にあった靴の購入を検討したりと、ひとりひとりにあった福祉用具の選定を行っています。
認知症の患者様は、自分自身の状態を把握できずに転びそうなことに気づかなかったり、苦痛が伝えられない方もいらっしゃるので、環境面の調整はとても重要です。