病院紹介

病院紹介

病院の特徴

認知症だけを対象にした短期集中的な治療とケアに特化した、川崎市初の認知症専門病院です。
川崎市認知症疾患医療センターとしての役割も拝受しております。
認知症と診断された後、それぞれの病状に応じた適切な治療やリハビリテーションを行うことにより、できるだけ入院期間を短くしてご自宅や施設などで安心して暮らせるように支援しています。
地域医療機関・施設、地域包括支援センター等と連携し、初期段階では判断が難しい患者さまの専門医による診断、セミナーの開催など地域の中で認知症疾患対策の支援を進め、川崎市及び神奈川県での認知症疾患治療の中心的医療機関となるよう目指していきます。
川崎市のみならず、横浜市、東京都内からもご相談をいただいています。

充実の地域連携サポート

病棟の特徴

従来の病院での治療・ケアは通常の40床~50床の病棟単位で行われてきましたが、当院は、各病棟を少数病床のユニット形式に分け小規模ケアを行います。

ユニット形式について

病棟内を小規模に区切るユニット型の病床を取り入れています。
長い廊下に個室が並んでいる一般的な病棟と異なり、少人数(16~18人)で1つのグループ(ユニット)として病室とデイルーム等の共有スペースを区分けし、1ユニットごとに専任の職員が担当します。

他の患者さまやスタッフとも顔見知りになり、隣近所のような雰囲気が生まれることにより、不安が強い認知症患者さまが比較的早期に自分の生活圏を把握できると考えられます。人間関係も認識しやすいので、落ち着いて過ごせるというメリットがあります。

場になじむと「ここは自分がいるべき場所だ」という認識が生まれて落ち着くことができ、BPSD (認知症に伴う行動・心理症状)の改善が期待できます。

「ユニット形式」の概念図

基本理念

かわさき記念病院を受診して良かった、
ここで働いて良かったと思われる、
温かい病院を通して地域の認知症治療に貢献します。

ビジョン

  • 認知症の早期発見と早期治療に努め、誰もが安心して入院・通院できるような地域社会に貢献する病院にします。
  • 認知症の方の社会復帰を目指して、ご本人・ご家族さま・地域・福祉・他の医療機関との連携を図ったチーム医療で支援をします。

各種認定

日本認知症学会 教育施設

当院は日本認知症学会専門医制度における教育施設に認定されております。当院における研修期間は日本認知症学会専門医取得の際にカウントされます。

日本神経学会 教育施設

当院は日本神経学会専門医制度における教育施設に認定されております。当院における研修期間は日本神経学会専門医取得の際にカウントされます。

日本老年精神医学会 認定施設

日本老年精神医学会では専門医を希望する者の研修を行う施設として、
1)老年精神医学を研修するに足る十分な施設を有すること、
2)指導医の下に十分な指導体制がとられていること、
3)細則に定める研修カリキュラムに基づく研修が可能であること、
の条件をすべて満たした施設を認定しています。

日本病態栄養学会 栄養管理・NST実施施設

当院は「日本病態栄養学会」から「栄養管理・NST実施施設」として認定されております。

院内フロア案内