リハ科ブログ

潮見台カフェ

潮見台カフェ

2025年11月5日
今回は当院のイベントの1つ「潮見台カフェ(認知症カフェ)」を紹介します。
「潮見台カフェ」とは、認知症のご本人やご家族が、身近な場所で医療や福祉の専門職(介護福祉士、看護師など)に相談したり、地域の方とゆっくりお茶などを楽しみながら交流したりできる場の事です。認知症疾患医療センターとして認知症について知ってもらう役割も担っています。近くの鷲ヶ峯(わしがみね)地域包支援センターと共催で行っています。
大まかな流れとして、前半は各職種の認知症等に関する講話、後半はリハビリテーション科が担当しています。リハビリ科担当部分については昨年度までは「リハビリ科による10分間体操」と銘打っていましたが、今年度より「リハビリ科より」とタイトルがシンプルになっています。
というのは、今年の内容についてリハビリ科の潮見台カフェ担当者で話し合い、体操以外もやってみようという事でこのようなタイトルとなりました。今年は体操の他、創作活動(花飾り作り)や回想(昔の映画などを思い出す)、音楽(鈴などの楽器演奏や歌唱)などバリエーションに富んだ活動を提供しております。
ここで10月28日に行われた認知症カフェについて簡単に紹介します。なんと、コロナ後の再開で最多の27人の方が来てくださいました。前半は精神保健福祉士によるアンガーマネジメントについての講話でした。グループワークなどを取り入れながら参加者の皆さんで話し合い、大いに盛り上がりました。後半はリハビリ科より「筋力トレーニング (いつまでも歩ける筋力をつけよう)」と称し、タオルを使った筋力維持・向上の体操を行いました。今回の体操のコンセプトは、「家で簡単に出来て、効果が高い体操を面白くやる」としました。前回のカフェが終わってからおよそ1カ月かけて、様々な意見を交わしつつ体操を考えてきました。体操の資料をメンバーで協力しながらパワーポイントで作成し、入念にリハーサルを行いました。今回の体操は当院の新人理学療法士がオリジナルで考えたものです。太もも上げや膝の曲げ伸ばしの運動など、一部きつい運動もありましたが、皆さん満足して帰られたようでほっとしております。
以上、簡単ではありますが、潮見台カフェの内容についてお伝えしました。今月の潮見台カフェについてはテレビ局「イッツコム」の取材が入りました。放送は終わってしまいましたが、後日YouTubeで視聴可能です。
毎月第4火曜日に行い、現在は感染対策を継続しつつ対面開催で行っております。飲み物とお菓子などの食べ物もあります。さらに詳しい内容については当院ホームページのトップページに「潮見台カフェ」のリンクがありますので詳しくはこちらをご参照ください。是非ご参加お待ちしております。

リハビリテーション科 A.H