かわリハ

集団リハビリの効果と拒否の対応について
  2022.1210

こんにちは!なっしーです! 皆さんは集団リハビリにどんなイメージをお持ちですか?体操をしたり歌を歌ったり、レクリエーションをしたり…活動的なイメージがあるのではないでしょうか。 では、体を動かしたり、意思疎通を取ったりすることが難しい方は集団リハビリに参加しないの?と思うことはありませんか? 今日はそういった方への集団リハビリのことを紹介させて頂きます。

当院では主治医の指示のもと、入院されている患者さん全員の状態を定期的に評価し、リハビリの目標や計画をたて、それに基づいて集団リハビリを実施しています。体調不良の場合を除き、皆と同じように身体を動かすことが難しくても、意思疎通が難しくても、全員に行います。

集団に属すこと、他者と接する機会を保つことはどんな人にとっても必要不可欠な要素です。集団リハビリは入院中の社会性の維持や、安心感の提供、孤独感の軽減などの大切な機会なのです。 そのために、集団リハビリのなかでも個別的な関わりを大切にしています。まず安楽に過ごせるよう車椅子やベッド上での姿勢を整えることを行います。良い姿勢が作れると眠気が改善したり、周囲を見回す患者さんもいらっしゃいます。体操では痛みのない範囲で個別的に関節を動かします。音楽では職員が患者さんの肩や手にそっと触れリズムをとるほか、楽器の音を近くで聴いて頂くこともあります。そのほか、顔や手を拭いて爽快感を感じてもらうなど、個々に合わせた関わりをもっています。 集団リハビリを通して視覚・聴覚・触覚的な情報がたくさん入力され、それが脳への刺激となります。 今日ご紹介した関わりはほんの一部ではありますが、少しでも当院の集団リハ入りの様子が伝わったら嬉しいです。