かわリハ

キャラバン・メイトの活動
  2024.1116

令和6年 11月16日 キャラバン・メイトの活動内容について紹介していきます。

・キャラバン・メイトとは?
認知症サポーター養成講座を企画・開催し、講師を務める役割です。キャラバン・メイトになるには、都道府県・市町村等自治体が実施しているキャラバン・メイト養成研修を受けることが必要です。

・認知症サポーター養成講座とは?
認知症の基本情報や、家族の方のサポートの仕方などを学ぶための講座です。受講に条件はなく、誰でも認知症サポーターになることができます。 実際にキャラバン・メイトとして、小学校4年生へ講座を行ったことがあります。その時に感じた、認知症サポーター養成講座を行う上で大切なことについてお話したいと思います。

『認知症を正しく理解してもらう』ことが目的の講座ではありますが、特に子供に対して講座を行う際に、症状などのいわゆるマイナスな面ばかりを伝えてしまうと「認知症って怖い病気」「認知症の人と関わるのは大変」と思ってしまうかもしれません。認知症は対応の仕方が変わるだけ良くなる症状があったり、周囲のちょっとしたサポートがあれば自分らしく生活をすることができる疾患です。そのため、認知症の方でも出来ることがたくさんあること、どう対応したらいいかなど、ポジティブにとらえてもらえるような伝え方を心掛けています。

これは、大人に対して講座をするときにも大切なことで、具体的な実例や対応方法を寸劇や動画などを使って紹介することで、実際どうしたらいいの?を解決できるように、そして認知症を身近に自分事として考えていただけるように意識して内容を考えています。

『認知症サポーターは特別なことをする人ではない』ということも講座の中でお伝えしています。身近に認知症の方がいたときにそっと見守りをするだけでも十分な活動になります。認知症を少しでも身近に感じていただきたい、と思いながら、キャラバン・メイトとして活動を行っています。興味がある方はぜひ、認知症サポーター養成講座を受けてみてください。

リハビリテーション科 A.H